小学生の通信教育を選ぶときにZ会は難しいかもしれないと不安になられる親御さんも多いのでは無いでしょうか。Z会は難しい、賢い子どもが受講している通信教育という印象を持つ人も多いようです。
わが子がZ会を受講した経験をもとに実際のところ、どうだったかをご紹介します。
Z会は難しい?
難しい印象のあるZ会ですが、わが子の二人が受講した結果、実際のところどうだったかというと、結論「Z会は難しい」です!
娘は幼稚園の頃から通信教育を受講しており、小学3年生までは進研ゼミ(チャレンジ)を受講していました。
そのため、ある程度、家庭での学習習慣は身に付いており、さらに学力向上を目指して難易度を上げるために小学4年生からZ会を受講しましたが、Z会の内容が分からず挫折して、1年でやめることになりました。
Z会の出題問題は、基礎⇒応用⇒発展と段階的な構成になっていて、教科書レベルを超えた学力を養うことができるようになっています。
スタンダードとハイレベルの選択ができるのですが、スタンダードであっても教科書レベルを超えた内容を扱っています。
つまり小学校よりも難しい内容ということになります。
しかも通信教育は基本的には学校よりも早い進度で進むために、学校で習っていない内容を勉強することになります。
難易度が高いうえに習ったことが無い内容を勉強するわけですから、勉強があまり得意ではない我が家の娘は早々に挫折してしまったというわけです。
息子の方も同じく、Z会を小学4年生から受講し始めました。息子は、娘とは違い学習意欲が高く、勉強もできる方であったため、Z会を継続して受講し、その後、中学3年生である現在も受講しています。
中学生になるとさすがに親が見ても応用問題は教えることができないほど難しい内容になっていますが、難易度の高い問題を継続して取り組むことによって、学校の成績も上がり、定期テストではたびたび学年1位の成績を収めています。
我が子二人のZ会の成功と失敗経験談や口コミ・評判について書いています。
難しいZ会のメリット・デメリット
難しいことによるZ会受講のメリット・デメリットをご紹介します。
Z会のメリット
モデルケースはわが家の息子ですが、息子は幼稚園の頃から勉強に興味を持ち、学習意欲の高い子どもでしたが、Z会を受講することにより、さらに学力が向上したように思います。
難易度が高い問題を多く扱っているZ会だからこそ、やる気を継続できたようで、たとえ難しい問題が解けなかった問題も解説を読み込み、その努力を継続したことによって考える力を養ったのではないかと思います。
この継続はわが子ながら素晴らしいと感心していますし、その後6年間継続したZ会のおかげかもしれませんが、中学校の成績がオール5ということも珍しくありません。
これはZ会に限ったことではありませんし、子どもの勉強に限ったことではないのは、親御さんの経験からも納得できるのでは無いでしょうか。
難易度が高いからこそ、諦めず乗り越えようとする努力の継続が良い結果を生むのだと思います。これはまさしく難しいZ会を受講することのメリットの一つと言えるのでは無いでしょうか。
Z会のデメリット
Z会が難しかったことによって、娘が挫折してしまったことからも分かる通り、デメリットの一つに、現状の学力よりも難易度が高すぎる場合、挫折してしまうということがあります。
娘は勉強はあまり得意な方ではなく、むしろ勉強嫌いな方です。通信教育を自宅で取り組むときも、とにかく早く終わらせたいという意識が強く、解説もしっかり読むことなく、いきなり問題を解き始めるため、応用問題はとても歯が立ちませんでした。
そのことでさらに勉強に対して苦手意識が強くなってしまったかもしれません。
もう一つのデメリットですが、これは通信教育を利用したことのない親御さんはあまりピンと来ないかもしれませんが、通信教育で子どもができない問題があると親に負担がかかるという点です。
どういうことかというと、通信教育に限ったことではありませんが、子どもが勉強において分からないことがあると親としては、放置することはできません。小学校の宿題でもそうですよね?
つまり、通信教育の場合、どうしてもマル付け作業や子どもが分からなかったところを教えて、理解させる必要があり、これが意外と時間がかかります。
さらに共働き夫婦の場合、両親とも子どもの勉強を見てあげるという時間がなかなかとれないので、さらに負担は大きく感じます。
通信教育教材が難しい場合、この負担がどうしても増えてしまうことになります。そのため、比較的難しい教材であるZ会の受講は親のとってもデメリットがあるということです。
ただ、これをデメリットと思うかどうは親御さんによって考え方は色々だと思います。親の負担が多少増えるからといって、子どもの可能性を狭めたくはないと思う親御さんは多いでしょうから、デメリットではないかもしれませんね。
まとめ:難しいZ会はこんな子ども家庭におすすめ
難しいといわれるZ会をわが子の経験をもとに、メリット・デメリットをご紹介しました。通信教育に限ったことではありませんが、勉強や学習は自分の実力よりも少し上のものに挑戦することは成長につながります。
しかし、逆に実力よりも難易度が高すぎるとやる気がなくなり、挫折してしまう原因になりかねません。
小学生の通信教育は、最終的に選ぶのは親御さんということも多いと思いますので、子どもの今の実力や勉強に対する意欲を見極めて最適な教材を選んであげたいものです。
- 学習意欲の高い子ども
- 教科書以上の学力を身に付けさせたい
- 難易度の高い問題に挑戦させたい
- 中学受験を検討している